先週の話になりますが、夏休み最後の日は、私の父の勤め先である大学とその研究室へ、子どもたちも連れて出かけました。父も70歳になり今年度で退官のため、母も一緒に半日見学会です。
12時半市ヶ谷駅へ集合。まずは「アルカディア(私学会館)」というところのレストランでランチ。会議場や宿泊施設もあるこの会館は、学会などの会場などにもなる場所なのでしょうね。
なかなかプライベートでは訪れることはない場所なのでおもしろい。ランチもこう見えてリーズナブル。なにより外堀沿いの並木がきれいに見えるロケーションは最高です。
上階に登ってお壕を眺めます。水は藻で覆われ緑色ではあるけれど、水がある街って美しく豊かな感じがします。今はこのあたり一部にしか残っていない江戸城の外堀、江戸時代のものが今もなお残っているということにもロマンを感じるな~。すべて残っていたら間違いなく世界遺産だ、とタモリさんも言っていたっけ。
ベビーカーにはやさしくないが(笑)とても気持ちのいい外堀沿いの土手を歩いて、目指すは大学のビルです。都心の学校は高層化しているのですね。
高速エレベーターに乗って最上階26階に参ります。言ってみれば無料展望台です。
右奥には防衛庁、さらに奥には新宿副都心も見えます。写真には写ってないけれど、左手には東京タワーも。
ラウンジでポーズする一歳児。今日のポイントは赤いポシェットらしい(自分で選んで持ってきた。)
続いては別棟にある父の研究室に向かいます。ここも建物がおしゃれ。昔は土木工学とかいっていたけれど、近頃じゃデザイン工学とか言っちゃうのです。名前の持つイメージとはたいしたもので、最近は女子学生も激増のようです。
建物自体は古いらしいのですが、リノベーションされていてすてきなのです。デザインをうたっている学部のことだけはある。院生にはひとり一つずつロッカーも割り当てられているらしい。
教室もスタイリッシュですごくきれいです。私の通っていた大学とは大違い。しかも今時は各デスクにコンセントとRANケーブルがついてる(驚)!パソコンは自分のを持ってきてもいいし、学校からも貸出してくれるらしい。もう「ノートをとる」という言葉も死語になる日は近いか?
ラストはじじの研究室に潜入。壁4面が本棚!本に囲まれて研究・・・夫がうらやましがりそう。
この後新宿に移動して、ワッフルやら、シフォンケーキやら、チーズケーキやらなんかを御馳走になりながら休憩をしたのでした。
そうくんは大学教授である祖父に憧れ博士になりたいと言っている少年。こうして実際の大学と言う場所や研究室を見せてもらえることで、彼の中でも具体的なイメージが持てるようになると思う。夢って具体的になればなるほど叶うものなのだから。貴重な一日でした。じじ、ありがとう。