このCMいいわ~


このCMの話とはちょっと違うのだけれど、
私も散々聞かされて育ってきたことだけれど・・・

「夢は大きく持て」とか「自分の好きなことを仕事に」とか、そういう教育というか、洗脳のようなものは、半分くらいにしてほしいな、と正直なところは思っています。もちろんそうできたらいいけれど、すべての人がそうできるわけじゃないから、あとの大勢はどうすればいいの?救われないじゃないか、と。そうして結果、「この仕事は自分に向いていない」などとやめてしまう人を生んでいることにも、少しはつながっているような気がする。

大きな夢がないと、自分の好きなことや得意なことを仕事にできていないと、なんだか自分がダメな気すらしてしまう。

でも仕事ってそういうものじゃないはず。どんな仕事だって誰かがやらなきゃいけないことは大切な仕事だし、その仕事に自分の代わりなんていくらでもいるといったって、その人がしなければ誰かがやらなきゃいけないというのは、やはりその人がそこにいる意味はあるということでは?そして主婦業やお母さん業だって、世の中の立派な仕事だと思いたいんだよね。

たまにこの日記を思い出します。
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赤ちゃんを産んだばかりの友人がその日記に書いていたこと。

毎日あかんぼうのオムツを替えて授乳して、またオムツを替えて授乳して、そして洗濯して夕飯の準備をすると夕方。これでいいのか?私なにもしてないんじゃないか?ちゃんとやれているのだろうか?それでダンナさまに素直に聞いてみたとのこと、「私これでいいの?」と。

そうしたら彼は、「何を言っているんだ、良いにきまってる!他の人にはできないことしているんだぞ」と答えてくれた。だからこれでいいんだな、って。

それでもきっとまた数日したら、「私これでいいのか?」って聞きそう。そして「いいんだよ」と言ってもらって安心する。なんだか、私のこと愛してる?って聞く女子みたいだけど、まあそんな日々もあるよね、と。

(当時の私)子育て10年やっていても、未だに「私はこれでいいのか?」と思う日はあります。でも子育ても、命預かって世に送り出す仕事なんだから 、すごいはずなんだよね。

後日、4人の子のとうさんである友人が、こんなメッセージを寄せてくれました。

「旦那の仕事も、結局毎日これでいいの?の連続である気がします。企画系の仕事を好み、ルーチン系の仕事を嫌う学生には、役に立つから仕事があるんだ、なんて話をします。ルーチンのなかにクリエイティビティを見いだしたときに、「道」ができるのでは、と。 茶道、書道みんなそうですよね。 子育て道って、究極のクリエイティブな気がしてます。」

うんうん、そうだよね。だからわたしたちは、これでいいのだよね。
2011年3月の「ひぐま家の生活」。
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幼稚園か小学校の文集に書いた将来の夢は「さんすうのせんせい」でした。その後は特に夢もなく、そして大人になった今は、子どもの頃の夢では特になかった主婦業お母さん業を営んでいます。

でも私は大勢の人たちが当たり前にやっている、主婦や母という仕事の価値も、もうちょっと高められたらいいのにな、と思っています。小さくても確かな幸せを作って日々を重ねていく仕事も、決して小さな仕事ではないはずだから。

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by higumake | 2014-07-12 14:15 | 日々のくらし


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