読書日記~「魂の退社」

最近、ほとんど本が読めておらず反省なのですが、
久しぶりに読んでみたいと思った本です。
元朝日新聞編集委員、稲垣えみ子さんの「魂の退社」。

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日本にとっての会社ってなんだろう?
仕事ってなんだろう?
そもそも幸せってなんだろう?ということまで、
楽しい文章で一気に読ませてくれ、そして考えさせられました。





私の場合は、妊娠出産で会社員はやめ、子育てに専念することを選びました。
先輩には出産後も働いている人がいなくてイメージがわかなかった
ということもありましたが、、私自身がそうしたかったからです。

そして実際、子どもたちとの生活は
バタバタではあったけれど、ほんとうに楽しく、
今その頃を想い返しても、キラキラ輝いていて幸せな時間だったな~と思います。

その一方で、退社後はたまに働いても、夫のようには到底稼げない。残業もできない。
子どもたちの長期休みに入ると、そもそも家事育児でいっぱい。
子育ても家仕事も大事と言われ、そうだよなと納得もし、でも
家のことを頑張っても、
園や学校のために、役員として無報酬で走り回っても
主婦なんだからそのくらいやって当たり前と言われたこともあります。
お暇でしょ、とも。
地域や子どもたちのために無給でがんばっているのにな、としょんぼり。

そんな中で自画自賛し自らのテンションを上げるという技を見つけ駆使するも
やはりたまにむなしい・・・とその繰り返しで。

でも日本を支えているのは、
当たり前ながら会社員だけではないのです。

自営の人、フリーランスの人のみならず、
事情があって働けない人も、
毎日元気に遊んでいる園児も、
日々学ぶ生徒や学生も、
家で家事や子育てを頑張っている主婦も、
仕事などからリタイヤしたご年配の方々も、
とにかくすべての人が、
毎日生活を営んで、物を買って、サービスを受けて、
誰かを励まして、人を助けて、日本を支えている。
支え合っている。

そして仕事とは

「突き詰めて言えば、会社に入ることでも、お金をもらうことでもないと思うのです。」
(『魂の退社』より)
に続く、彼女なりの仕事感がとても本質的なものに感じ、
非常に共感を覚えて、私はとても救われました。
つまりそういうことだよね!と。

会社員もそうでない人も、ちょっと立ち止まって、
仕事や幸せについて、しばし考えるきっかけになりそうです。

余談ですが、私も節電しようかな。


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by higumake | 2016-06-22 00:00 | 日々のくらし | Comments(8)
Commented at 2016-06-22 09:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nana at 2016-06-22 21:41 x
こんばんば。本日さっそく買ってきちゃいました!
私はいつもあさこさんの言葉に励まされています!
人を傷つける人間ではなく人を励ませる人間になりたいなと改めて思いました。その立場に立ってみないとわからないこともあるから、だからこそ相手のことを想像することが大切なのでしょうね。偉そうに言いました。また来ます!
Commented by みい at 2016-06-23 12:08 x
今日も楽しく拝見しています♪

私は(上の子を出産したときは普通に学生だったので)保育園ママも経験し、
その後、いわゆる「小1の壁」により専業主婦も経験しました。
よって、保育園ママのコミュニティーにも専業主婦のコミュニティーにも属したことがあるわけですが、
一つ思ったのは、お互いがお互いの大変さを理解し合うのって、難しいんだな、ということです。

ワーキングマザーや専業主婦の立ち位置って、都市によって微妙に変わるのかもしれませんが、
このへんでは、ダンナの給料だけじゃ食べていけないから!って働いてる人もけっこう多いように思います。
だから、「お暇でしょ?」なんて言った人は、もしかしたら羨ましかったんじゃないかなぁ。。

主婦が少し働きに出ようと思っても、労力のわりに稼げるお金ってごくわずかだし(ないよりはいいけど)、
それなら家にいて、多少節約してでも家の生活を充実させる方がまだいい!って、思う方もけっこう多いと思うのですけれど、

そういう主婦も気軽に短時間働きに出られるような、
フルタイムか専業主婦か二者択一ではなく、多様な働き方が叶い、
それでいて福祉面も経済面も保障されるような、
そんな社会になってほしいな、って思います。
よくばりか?

大事なのは、どんな働き方を選ぶにしても、
自分が一番笑っていられるバランスを見付けることなのかなぁと
最近は思ってます。

ご紹介いただいた本、私も読んでみます!
ありがとうございます♪
Commented by higumake at 2016-06-24 08:27
★ 2016-06-22 09:41さん、はじめまして!いつも読んでくださり、どうもありがとう!
稲垣さんの新聞連載は、新聞のコラム欄にしては異色でとても楽しかったですよね。朝日新聞が不祥事を起こした直後の連載スタートだったので、彼女も悩みつつ、もう自分の個人的なことをさらけ出して書くしかないと、アフロヘアの話や節電の話などを綴って、大反響だったようです。私も漏れなくファンになり、著書発売を楽しみにしていました。最近もう一冊出ているようですので、そちらも近々読んでみたいと思っています。
話変わり役員さんへの立候補、すばらしいじゃないですか。予想外の委員長は重荷にも感じられるかもしれませんが、こうして影で考え、子どもたちを支え、走ってくれるお母さんを子どもはよく見ているし、うれしくも思っているはずです。私なぞ、1年の任期を終えほっとしていたら、「来年はやってくれないの?」と言われたりしました(^-^)そしてこの経験って、自分の確かな力にもなっている。やってみなきゃ知らなかった仕事が世の中にはたくさんあって、こうして支えてくれていたんだな~と知ることも貴重な経験となりました。
私のほうこそ、こうしたメッセージにとても励まされています。お互いがんばりましょうね。どうもありがとう!
Commented by higumake at 2016-06-24 08:35
★nanaさん、おはようございます。
行動速いです!尊敬いたします!もう既にお読みかもしれませんが、稲垣さんの文章はさすがはプロ!といったもので、とてもおもしろく一気に読んでしまいます。そして、励まされ、今日もがんばろう~と思える。
人を傷つけるのは簡単で、私も気を付けないと・・・と思っていますが、もしかしたら、人を励ますのも簡単なのかもしれないと思い始めています。ふだんはわざわざ言うまでもなかったようなことでも、ありがとうと感謝したり、ささいなことにも笑顔で喜んだり、ちょっとした変化にも「いいね~!すごいね~!」と褒めたり、そういう心がけが大切なんだろうな~と。
あたたかなメッセージ、本当にありがとうございます。
また気軽にコメントお寄せくださいね。
Commented by higumake at 2016-06-24 08:47
★みいさん、おはようございます。
両方の立場を経験されている方は、両方の気持ちも実情もわかっているので、とても説得力があります。
環境や立場は皆違えど、子どもを育てているという部分では同じ。対立してる場合じゃないんですけどね。小さな子を保育園に預け仕事をしているママたちは、逆に「ママと一緒にいたい子を預けてかわいそう・・・」と言われたりして傷ついていたりもしているんですよね・・・。
いずれにせよ、自分が持っていないものやそうできる環境をうらやましく思う気持ちが根底にはあるのでしょう。でも自分を正当化もしたくて、違う立場の人に心無いことも言ってしまう。うーん、溝は埋まらないのかなあ。

私もみいさんと同じように、もっといろいろな働き方ができる社会を絶賛希望中です。赤ちゃんと上二人と3人の育児に奔走中、私も働きたくて、でも夫は毎日午前様で、正直しんどかった。そのときに、夫婦6時間勤務で働けたらいいのにね、とよく話していました。夫が一人でフルタイムではなく。夫婦二人で1.5人分の働き、収入も1.5倍、6時間勤務なら、双方多少残業があっても夕飯は家族で囲める、最高~!と。

そしてみいさんのおっしゃる通り、バランス!そこ大事ですよね!稲垣さんの本はぜひ!
Commented by みい at 2016-06-29 13:55 x
こんにちは!
今日も楽しく拝見しています♪

前回のコメントは脱線したままで終わってしまって
すみませんでした。。

本、読みました!

うちも非会社員なので、まず、非会社員のリアルに
「うんうん、そうだよね」と共感してしまいました。。

妻の立場で付け加えますと、
夫は有給休暇はもちろん、盆も正月もナシでありますので、
家族の年中行事であるはずの大掃除も、
一人でこなさなければならないという・・。。

しかし、仕事最優先じゃないとたちまち淘汰されて
しまう世界ですので、
そこは私もふんばりどころです。

でもでも!常に完璧を目指すと息苦しくなるので、
庭の伸びきった雑草は、ベニシアさんのお庭の
アレンジバージョンだと思うことにしました(笑)

というわけで、ひぐま家の母子(時々父?)の奮闘記
(・・失礼^_^;)に大変力をいただいております。。

稲垣さんが「50歳、夫なし、子なし、無職」で
希望をいっぱい抱けるのは、
これまでずっと全力でお仕事をされてきて、
それで得た「財産」があるからなんだろうなと
思いました。

私も50歳になったときに、そんな「財産」を持って
いられるように、
日々精進を重ねたいと思います。

素敵な本をご紹介いただき、ありがとうございました!


追伸:
以前お聞きしたお弁当に入れるキャベツのことですが、
切ったままのものをそのまま入れると「苦い」と言われなく
なりました!
ありがとうございました!
嬉しくなって、最近3日に1度キャベツ入れてます(笑)
Commented by higumake at 2016-07-01 09:09
★みいさん、いつもありがとうございます!
魂の退社は、どんな立場でも、そうそうそうだよね!といった共感が得られるなかなか懐の深い本ですよね。
非会社員として生活をしている方は、生活してても常に仕事脳なところがあると思いますし、休みもあるような無いようなという方も多いでしょうし、仕事も会社から与えられるものじゃなく、自分でとってこなきゃいけなくもあり、会社員とはまた違った大変さがあると思います。でも自営なら都合つきやすいでしょ、と保育園の順位は会社員より下というね。自営の方が嘆いていました。

雑草伸びてもそれだけでは死なないから大丈夫!と言った心構え?も必要になりそうですね。

でもでも、どんな立場でもその環境のせいにせず、その場でちゃんとやっていれば、それが「財産」になることは確かだと思う。
私も日々精進を重ねたく思いました。ありがとうございます!

千切りキャベツ、便利ですよね!
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