世界の中心で叫ばない『この世界の片隅に』

先週、夫が有休を取れたので、一緒に映画に行ってきました。
派手さはないながらも、確実に来場者数を伸ばしている
「この世界の片隅に」を観に。

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戦時中の広島の軍港、呉市の片隅に暮らすふつうの人たちの話。
戦争の足跡が聞こえてきて、
そのうち戦争に駆り出される人が毎日出るようになって、
その人たちが死んで帰ってくることも当たり前になっていく。

そんな日々にも、
少ない食料を工夫してごはんを作って食べ、
洗濯物を干す日常がある。

戦時中ではあるけれど、ただただ暗く苦しいだけではなく、
人を好きになったり、
おもしろいことがあれば笑ったりもする。
でもどう見たって悲しく辛い日々ではある。

激しい戦闘シーンはない。
なのに、じんじんと迫ってくる
戦争というものの残酷さと悲惨さはなんだろう。

とても近しい家族が亡くなっても、
「すぐに伝えられなくてごめんね」「うん」と
彼らはどこまでも声を荒げない。

でも人の見ていない所でわんわん泣いていたりはする。
でもまた家に帰って、ごはんを食べる。

平和な日常なんて一瞬で壊れてしまうけれど、
壊れてしまった後も、また新たな圧倒的な日常を、
人は生きている限り、けなげに、たくましく続けていくのです。

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うちの小学一年生の娘が見たらどうかな、
まだわからないかもしれないけれど、
少なくとも高学年になったら、
そして大人は、みんな見たほうがいいです。

推薦図書ならぬ推薦映画
新しい形の戦争映画に思えます。
息子たちにも、これは見るよう薦めておきました。


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by higumake | 2017-03-01 16:30 | 日々のくらし


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