のんびり東京散歩~葛飾は柴又の巻(2)

柴又散歩後半は「寅さん記念館」からです。山田洋次監督とスタッフは、ドラマの設定にぴったりの場所を求めて、東京近郊のあらゆる候補地を観て回ったそうです。でもイメージ通りの場所がなかなか見つからず、半ば諦めかけたある日やっとたどり着いたのが葛飾柴又だったとか。近くには江戸川が流れ、緑も多い下町情緒溢れる門前町、柴又。まさに日本人の心のふるさとのような場所なのでしょうね。

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さて、記念館ですがこれが期待以上でした!寅次郎少年を育んだ、昭和30年代の帝釈天参道の街並みを、遠近法を用いて精巧な模型で再現。細かいところまで実に正確に作りこまれています。そんな模型の風景を眺めながら、確かに貧乏だったかもしれないけれど、人間的には非常に豊かないい時代があったんだな~としみじみあこがれました。

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e0105846_953669.jpg映画で26年間、48話すべてに実際使われていた寅さんの実家的存在「くるまや」のセットがそのまま展示されています。今は無き大船撮影所からこちらに持ち込んだもののよう。撮影が始まると半月ほどかけて組み立て、45日ほどの撮影が終わるとまた解体して倉庫に保管されていたんだとか。そこは始めてくる私までなんだかほっとしてしまう、そんな温かな空間でした。
他にも全48作のポスターをはじめ、おなじみの衣装や皮のトランクなどの実物小物や、寅さんの手紙、山田洋次監督の直筆原稿、撮影台本などが展示されていました。

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人車鉄道の動く模型もありました。子供たち釘付け。何度もボタンを押しては走らせていました。これは明治32年から大正2年まで、金町~柴又間の約1.5キロを人力で運行し、帝釈天への参拝客らを運んでいた実際の交通機関の模型です。のどかな風景に心癒されました。その後は映像コーナーで名場面を鑑賞したり、夫なんてかなり長い時間映画鑑賞していましたよ。

e0105846_100751.jpg名残惜しい気もちを抱えながら、その裏手にある「山本亭」へ参ります。山本亭は、合資会社山本工場(カメラ部品メーカー)の創立者、故山本栄之助氏の自宅だったものを、現在は葛飾区が管理、公開しているのです。

書院造の和風建物に、洋館も併設され和洋折衷。お庭は見事な日本庭園となっています。この日も大勢の庭師さんが庭の手入れをしていました。

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とても広くすばらしい庭園だったのだけど、あれ?写真を撮っていませんでした。

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「山本亭」の次は土手の方へ上り、「柴又公園」へ行きました。ちょっと休憩ということで、先ほど買った「10円まんじゅう」を皆でほお張りました。

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川の向こうに舟が見えますよ。なにやら人も乗っています。だんだん近づいて来ました!
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これが「矢切の渡し」!♪連れて逃げてよ~連れておいでよ~♪ 細川たかし歌うあの矢切の渡しはこちらのものなのでした。柴又捨てて二人は向こう岸に行く運命なのですね。江戸川は千葉県との県境。その江戸川対岸は千葉県は松戸市になります。「野菊の墓」の舞台です。片道100円で乗れるのだけど、あっち岸に行ってもなーんにもないので(笑)、今回は見るだけに致しました。

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川原、土手、原っぱといえば、もちろん子供たち爆走!上っては下り、転がっては走りして大いに江戸川土手を楽しんでいました。元気だな~。

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こちらは金町浄水場の取水塔。とんがり帽子のユーモラスな塔は昭和16年竣工。金町浄水場は都内の多くの家庭に水を供給しています。

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アヒルも泳いでいたりして、なんとものどかです。でも雲行きが少し怪しい感じ。明日は庚申の日、帝釈天の縁日の日のようですが、関東は雨の予報ですね。私たちはそのまま金町駅まで歩き、千代田線に乗って帰りました。ばいばい、柴又!是非また訪れたい場所です。

~散歩の後~
e0105846_2022435.jpge0105846_20225292.jpg草団子は夕食後に。保存料などは入っていないから、今日中に食べないと固くなっちゃうよね、とかなんとか言い訳をしながら、ひとり4個ずつぺろりと頂きました。

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これは子どもたち用にと思ったお土産なのですが、バルーンは懐かしくて思わず親が買ったようなもの。今日出してあげて子どもと一緒に遊びましたが、母子でかなり盛り上がりました!まさに童心に返る、という感じで。
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サクマドロップもムーミン柄なんてものがあり、「こどもたちに」と表向きは言っていても、これも私の趣味ですよね・・・。散歩のお土産は以上です。 ~おしまい~
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by higumake | 2008-11-17 20:33 | 日々のくらし


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