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受験生の親の心構え講座

以前、z会進学教室主催の「受験生の親の心得講座」に出かけましたが、今回は河合塾主催の「受験生の親の心構え講座」に出かけてきました。聞いてなるほど~と思っても、人間すぐに忘れてしまうので覚書。

1.なぜ勉強が大切なのか

いい学校に入るため?それは小さな目的に過ぎない。

 努力し、教養を身に着けることで本質を見抜く力が付く。
→問題解決力が付く。
→社会に役立つ存在になれる。喜びを与えられる人間になれる。
→人から感謝される
→人から認められる人間になる。

人は誰かの役に立ち、人から認められることが一番の喜びになる。

自分や社会が幸せになることと、今やってる勉強することがつながっているか。
つながったら勉強は、決してつらいことにはならない。

そして努力することだけが立派ではない。ただ勉強しているつもりだけではいけない。今の自分にどういう勉強が必要か考える。勝ち方を考えることも大切です。

2.目標の設定と達成のために

志望校を決めていると思うが、「できれば行きたい」で行った人はいない。魂が入っていないものは、目標にならない。本気で行きたいか、そのためにはどうすればいいか、そこまで思えないと目標ではない。とはいっても、子どもだけではまだよく見抜けないところはあるから、学校には親もついて行って一緒に見る。何度も足を運ぶ。そうして目標にしていく。目標は立て方が大切です。

次にゴールの置き方。60点取ればOKというところでも60点取れればいいと思っていると本番では取れない。60点というゴールが天井になってしまうことがある。10%増しのゴールを置く。

3.成績不振をもたらす生活習慣

こういう人は成績が伸びない
●期限が守れない人。
 提出物を忘れる。意味のない遅刻をする。
 理由を聞くと「家を出るのが遅かったです」などという。

●整理整頓ができない人。
 カバンの中にぐちゃっとプリント類が入っていたりしないか?
 勉強している机の上に物が散乱していないか。
 物理的に見える状態と頭の中は同じことになっています。
 なので、親は整理のやり方を教えてあげる。

●忘れ物をする人。
 執着しているものは忘れないものです。忘れてしまう、というのは執着していないから。

そういう生活習慣が治らないうちは本気じゃない。これらを改善することは、できることの必要条件です。

4.受験生の親の役目

どうすれば勉強に向かわせられるか。「勉強しろ」とは言わない。講師や教師はその勉強の中身を知っているから言うと素直に聞くこともあるが、親はその勉強をしているわけでも、中身を知っているわけでもないので、「知らないくせに簡単に言うな」と思わせてしまう。なので、言いたくなったら、「やるべきことをやりないさい」という言い方をする。これだと、人としてあるべき行いに対する助言になる。
そしてやったこと、やっていることを認めてあげる。成長したことを実感できる言い方で、伝えてあげる。

例えば定期テストの結果が悪かったとき、悪いと一番思っているのは子ども。親になんていわれるかなと気にして帰ってくる。子どもは親の反応に敏感です。結果は変わらない。「次どうすればいいか考えてね」という態度で接する。親が強いマインドを持つ。親が不安がったりしてはいけない。ぶれてはいけない。

普段受験指導をしている人間が言うのもなんだが、高校受験なんて単なる通過点に過ぎない。落ちても人生は終わらない。逆を言えば、受かったからと言ってバラ色の人生が約束されるわけでもない。俯瞰した見方を親はする。大人ならできる。そしてマイナス発言は避けること。子どもは親の言葉を反すうします。「だめだね」といえば「だめなんだな」と思うものなのです。

5.節目の超えさせ方

受験を怖がらせないで、でもちゃんと節目は超えさえる。どうやって超えさせるか。それは全力で超えさえる。そして自信を付けさせる。全力で取り組み、全力でやってだめでも、それは次につなげることができる。痛みのわかる人間にもなるかもしれない。希望通りに行ってもいかなくても、いずれにせよ成長につながる。

でもちゃんとやらないと後悔にしかならないし、ちゃんとやらずに受かっても、そんなものかとなめてしまう。不完全燃焼では入学後にダメになることもある。

この時期、志望校の過去問(数学)で100点中9点を取った子がいる。でもその子は「科学者になりたいんです」という。さすがにそれには、どうかな~と正直思ったけれど、その子の親は「次にどうすればいい考えればいいんじゃない?」と言った。その子はその後猛勉強して、都立トップ校に入り、現役で東大理科1類に入った。本気になれば変わる。今から諦めて、だめと決めることはないのです。

子どもの試練なので、親は見守る方に回る。励ましに徹する。親子関係もまた大切なのです。

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息子のカバンの中、ぐちゃぐちゃだわ(笑)!そして今日提出期日の面談のアンケートを、昨晩遅くに持ってきやがった!まだまだだね。

というわけで、早速ファイルボックスを用意し、テストや模試に関しては私が片づけました。その他のプリント類はとりあえずボックスに入れたが重要度合いがわからないので、そうくんに片づけさせたいと思います。

勉強もそろそろ追い込み期。過去問など今後バンバン増えていくはずなので、今のうちに整理システムを考えておきたいと思います。このくらいのサポートはしてあげてもいいのかな、と思っています。


by higumake | 2015-10-15 09:00 | こども


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