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そうくんも泣いたんです。

幼稚園の卒園にあたっての公式行事は全て終了。卒園式からも4日ほどが経ちました。でも未だ実感はありません。小学校入学式を迎え、やっと幼稚園は終わったんだなあ、と思うのかしら・・・。

その卒園式後のお別れ会の話です。式の後は教室に戻ってお別れ会がありました。ひとりずつ名前と将来の夢を語り、最後に「お母さん、毎日おいしいお弁当をありがとう。」だとか、「お母さん、毎日送り迎えありがとう。」だとか、「お母さん、髪をかわいく結んでくれてありがとう。」だとか子供たちが言う泣ける演出もありしみじみしました。

そして先生にお花を1本ずつあげてお別れするところで、そうくんぼろぼろ泣いたのでした・・・。声には出さないけれど、それは拭いても拭いても溢れてくるようで、先生の顔も見られずお花をあげていました。他にも一人ずっと泣いている男の子がいて、他は女の子が数人泣いていましたが、6歳児にもそういう感情があるってことにすこし驚きました。先生もそのもう一人の男の子の涙を拭きながら「そういう気持ちは大事なんだよ。」と話しているのが聞こえました。その先生、一人ずつ子供の手をとり、子供の目線まで屈み、子供の目をしっかり見て、一人ずつ何かを語りかけていて、この1年間ずっとこうして子供たちにいろいろなことを話してくださったのだろうなあ、と思いました。いつの間にかこの子供たちの中に、頑張るべきときにはしっかり頑張ること、お友達の大切さ、そういう大事なものが備わっていたから。この愛情いっぱい、情熱いっぱいの先生の力は、つくづく大きいなあと思っています。

仲良しのお友達が泣いてしまったそうくんを慰めてくれています。後で聞いたら「皆で笑わせようとしていたんだよ。」とのこと。泣いているお友達がいたら、この子たちは決してその場から離れず、ずっと友達のそばにいるということは聞いていましたが、こういうことなんだなあと胸が熱くなりました。いい友達に恵まれたね!最後に先生はピアノの弾き語りで、曲名は忘れてしまったのだけど、子供が生まれたときの母親の気持ちを歌ったという素敵な曲を上手なピアノと声で歌ってくださって、これがまた泣けるのでした。「卒園後のお別れ会でずっとやりたいと思いながらも、恥ずかしい気持ちやナルシストと思われたらどうしよう!などという気持ちでやれずにいたのですが、今年は勇気を出してやっちゃいます!」と歌ってくださったのだけど、これは毎年やるべきなんじゃないかと思いました。そのくらい、心にしっかりとしみたから。先生、1年間本当にありがとうございました。

by higumake | 2007-03-23 21:20 | こども


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